尿酸値が高いといわれました。どのような原因が考えられますか? 生活習慣の乱れ(不適切な食生活、適量を超えたアルコール摂取、運動不足など)、内臓脂肪の蓄積、他の病気や服用中のお薬などが尿酸値を高める原因になっている可能性があります。遺伝的に尿酸値が高くなりやすい人もいます。 尿酸値が高くても痛風や他の自覚症状がないので、そのままでも大丈夫ですか? 放っておくと、痛風をはじめ、尿路結石、腎障害などを引き起こす可能性があります。また、生活習慣病も合併しやすいといわれ、これが心血管疾患につながるおそれもあります。 まずは食生活や飲酒量、運動不足などを見直して、尿酸値の低下を目指しましょう。また、まだ高尿酸血症について医師に相談していない方は、病院を受診してください。 高尿酸血症や痛風によって、人工透析が必要になるのですか? 必ずしも必要になるわけではありませんが、高尿酸血症や痛風が長く続くと、腎機能が低下する場合があります。腎障害が悪化して慢性腎臓病(CKD)となり、CKDがさらに進行すると人工透析が必要になることがあります。 まずは生活習慣の見直しに取り組みましょう。もし、まだ高尿酸血症について医師に相談していない方は、医師に相談してください。 高尿酸血症や痛風は一生治らないのですか? 生活習慣の改善やお薬によって尿酸値を下げることができます。痛風やその他の疾患のリスクを下げるためには尿酸値を低い状態でキープする必要があるため、長期にわたる取り組みになる場合があります。 医師の指示に従って治療を継続しましょう。
ユリスは、どのようなお薬ですか? ユリスは、腎臓における尿酸の再吸収を抑えることにより、尿酸の体外への排泄を促し、尿酸値を低下させるお薬です。痛風、高尿酸血症の治療に用いられます。 ユリスについてはこちら ユリスは痛風発作の痛みを抑えますか? ユリスは尿酸値を下げるためのお薬なので、痛風発作の痛みを抑える作用はありません。痛みが出ているときに、ユリスを追加で飲むことはしないでください。痛みがある場合は医師に相談してください。 ユリスについてはこちら ユリスを飲めば、尿酸値は下がりますか? ユリスの服用により尿酸値の低下が期待できますが、尿酸値は生活習慣に深く関わっているため、高尿酸血症の治療は生活習慣の改善が基本です。ユリスによる治療とあわせて、食生活、飲酒量、運動不足の見直しなど、生活習慣の改善に取り組みましょう。 ユリスについてはこちら 生活習慣の改善についてはこちら ユリスを飲めば、痛風発作は起きないのでしょうか? 尿酸値が急激に下がった場合、痛風発作が起こる可能性があります。また、尿酸値が下がった後も尿酸の結晶が残っていれば、痛風発作が起こる可能性があります。医師の指示に従って、ユリスの服用を継続しましょう。 服用の継続についてはこちら
ユリスの飲む量を少量から開始して、少しずつ増やすのはなぜですか? 尿酸値が急に下がると痛風発作が起きるおそれがあるためです。1日量0.5mgから始め、その後、必要に応じて徐々に増やしていきます。お薬の飲み方や量など、わからないことがありましたら、医師または薬剤師に相談してください。 ユリスの服用方法についてはこちら ユリスの服用中に痛風発作が起きたらどうしたらいいですか? ユリスの服用中であっても、尿酸の結晶が残っていれば痛風発作が起こる可能性があります。痛風発作が起こった場合は、自分の判断でユリスの量を変えたりやめたりしないで、すぐに医師に相談してください。 服用上の注意と主な副作用についてはこちら ユリスを飲み忘れた場合はどうしたらいいですか? 気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで、次回の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。 服用上の注意についてはこちら ユリスを多く飲みすぎた場合はどうしたらいいですか? すぐに医師または薬剤師に相談してください。 服用上の注意についてはこちら 何も症状がないのですが、ユリスの服用をやめてもいいですか? 高尿酸血症の治療では、尿酸値を低い状態でキープすることが大切です。痛みなどの症状がないと飲むのをやめたくなることもあると思いますが、自分の判断で飲むのをやめず、医師や薬剤師の指示に従って正しい飲み方で服用を続けてください。 服用の継続についてはこちら どのような副作用が起こりますか? 主な副作用として痛風関節炎、関節炎、四肢不快感が報告されています。気になる症状がある場合は、すぐに医師または薬剤師に相談してください。 副作用についてはこちら
食事ではどのような点に注意したらいいですか? 栄養バランスに注意し、適正な量(カロリー)に抑えましょう。また、食材に含まれるプリン体の量を意識して、料理の種類や量を決めましょう。また、尿路結石を予防するために、十分な水分をとるようにしましょう。 食事での注意点についてはこちら お酒は飲んでもいいですか? 飲んでも構いませんが、アルコールには尿酸値を上げる作用がありますので、適量を超えないようにしましょう。特に、ビールはプリン体を多く含むため注意が必要です。 お酒の注意点についてはこちら 運動の際の注意点はありますか? 運動は肥満やメタボリックシンドロームを改善して尿酸値を下げることが期待されます。ただし、激しい運動は逆に尿酸値を上げてしまうため、ウォーキングなど軽い運動を継続しましょう。また、汗をかいて脱水にならないようこまめに水分をとりましょう。 運動の際の注意点についてはこちら ユリスの服用中に妊娠がわかった場合はどうしたらいいですか? すぐに医師にご相談ください。妊娠中にユリスを服用するべきかどうかは医師が判断します。