どうして痛風発作は、足の親指に生じやすいの?
痛風発作が足の親指に生じやすい理由には、いろいろな要因がからみ合っていると考えられています。
たとえば「高尿酸血症」、「関節が変形し、関節の痛みや腫れが現れた状態(変形性関節症)」、「関節の軟骨組織が損なわれて傷ついたり、欠けた状態(軟骨損傷)」、「つま先をぶつけた衝撃による傷など(物理的ストレス/外傷)」、「体液のpH(水素イオン濃度)の低下」、また尿酸は温度が低いほどとけにくくなり、尿酸塩の結晶ができやすくなるので「温度の低下」などがその要因として挙げられます1,2)。
足の親指に尿酸塩結晶が現れると考えられる理由


1)Loeb JN, et al. Arthritis Rheum 1972; 15: 189-92
2)Roddy E, et al. J Foot Ankle Res 2011;4:13