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尿酸値を下げるには?

尿酸値を下げるには?〜尿酸コントロールのコツ〜

高尿酸血症を放置しているとさまざまな病気につながる可能性があります。尿酸値を下げ、低い状態を維持するために「尿酸コントロール」に取り組みましょう。
尿酸値は、目標値以下の適切な範囲内に維持しましょう。

日本痛風・尿酸核酸学会ガイドライン改訂委員会 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 診断と治療社 2018:114-7

日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会 高血圧治療ガイドライン2019 ライフサイエンス出版 2019:131

日本腎臓学会 エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018 東京医学社 2018:viii, 47-8

「尿酸コントロール」で大切なのは、まずは食事や飲酒、運動などの生活習慣の改善です。そのうえで、必要に応じてお薬による治療を行います。ここでは「尿酸コントロール」のコツを紹介しますので、できることから取り組みましょう。

食事で下げる

食事は、適正な量(カロリー)に抑える!

BMIや体脂肪率の改善は、尿酸値を低下させる効果が期待できます。また、食事を適正な量(カロリー)に抑えることは、あらゆる生活習慣病の改善に重要です。

今日からできる

  • 栄養バランスのよい食事を心がけましょう。外食の場合は、主菜・副菜のそろった定食などを選びます。
  • 食べ方を意識して食べすぎを防ぎましょう。よく噛む、ゆっくり食べる、腹八分目を意識します。

プリン体のとりすぎに注意!

食事に含まれるプリン体を多くとりすぎると、尿酸値が上がってしまいます。食材によって含まれるプリン体の量が異なるので、料理を選ぶときはプリン体の量を意識することが大切です。

今日からできる

  • プリン体を多く含む食材はなるべく控えましょう。プリン体が少ない食材でも食べすぎると摂取量が増えるので要注意です。
  • 調理方法を工夫しましょう。プリン体は水に溶けやすいので、煮汁や茹で汁は捨てるなどの工夫で、プリン体の摂取量を減らせます。

水や麦茶で十分な水分補給を!

水分をとる量が減ると尿の量も減り、尿中の尿酸が濃くなって尿路結石ができやすくなります。十分な水分を補給しましょう。

心臓や腎臓の病気のために医師から水を飲む量を制限されている場合は、医師の指示に従ってください。

今日からできる

  • 1日で2~2.5Lを目安に、積極的に水分をとります。
    ※飲水量と食物などから摂取した水分量の合計
  • 水や麦茶で水分をとりましょう。
    甘いジュースに含まれる砂糖や果糖などは、尿酸値を上げてしまいます。コーヒーや紅茶、緑茶(特に玉露や煎茶)は尿路結石の原因となるシュウ酸を多く含むので避けましょう。
  • 季節に応じた水分摂取を! 夏場は汗を多くかくため、特に意識して水分をとりましょう。

お酒は適量を超えないように!

ビールにプリン体が多いことはよく知られていますが、実は、アルコール自体に尿酸値を上げる作用があります。種類に関わらず、お酒は飲みすぎないようにしましょう。

今日からできる

  • 1日あたりの飲酒量の目安(1種類のみ飲んだ場合)を覚えておきましょう。
  • おつまみの量や種類にも気を配りましょう。アルコールには食欲を高める作用があるので、食べすぎやすくなります。揚げ物のような高カロリーのもの、レバーやカツオなどプリン体の多いものは控えめにしましょう。

運動で下げる

有酸素運動を継続的に!

運動は肥満やメタボリックシンドロームを改善して尿酸値を下げることが期待できます。特に、ウォーキング、ジョギングなどの有酸素運動が勧められます。ぜひ続けて行いましょう。

汗をかいて脱水にならないようこまめに水分をとりましょう。

今日からできる

  • ウォーキングなどの軽い運動を無理なく続けましょう。
  • 激しい運動は、逆に尿酸値を上げてしまうので注意しましょう。
  • 忙しい人は日常に運動を「ちょい足し」しましょう。駅や会社でできるだけ階段を使う、帰りに1駅分多く歩くことも立派な運動です。

ライフスタイルを見直して下げる

睡眠やリラックスでストレス解消!

ストレスや睡眠不足も尿酸値を上げてしまいます。十分な睡眠やリラックスで、積極的にストレスを解消しましょう。

今日からできる

  • 趣味やリラックスの時間は、積極的にとりましょう。
  • 中だるみやリバウンドは誰にでもあります。焦らず、困ったことがあったら、医師や医療スタッフに相談しましょう。

お薬で下げる

お薬は正しく飲み続けましょう!

治療の基本は生活習慣の改善ですが、次のような場合に尿酸値を下げるお薬による治療を検討します。

尿酸値を下げるお薬にはいくつかの種類があり、医師が患者さんに合ったものを選びます。医師の指示に従って、正しく飲み続けましょう。症状や痛みがないときに自己判断でお薬をやめると、高尿酸血症や痛風が再発するおそれがあります。

治療中に痛風発作が起こってしまったら

お薬による治療中も痛風発作が起こることがあります。そのときは痛みを抑えるお薬によって治療します。また、尿酸値を下げるお薬を飲み始めたときや、痛風発作の予兆があるときに、コルヒチンをあらかじめ飲んでおくことがあります。
詳しくは、医師の指示に従ってください。